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ミニチュア・ガーデン

第4章 幸せへの崩壊

 
 
 
 音を立てて崩れる物は、不幸の象徴ではない。
 改革、革新、脱却。
 自分は変わらないだろう。もう変えられないのだから。
 でも、少しだけ……少しだけ、一時、記憶の貴方よりも愛おしいと思う人が居ても、貴方は許してくれるだろうか。
 この人が居なくなれば、また貴方を求めても良いだろうか。

 聞かなくても解る。
 お前なら、笑って許してくれる。
 
 
 

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