君と優しさはずるい
第13章 治療
器具を抜いてゴム手袋を外して星菜の下着とズボンを元に戻した
「終わり。頑張ったな。お腹の炎症は治ってたからそのまま治療薬入れるな」
そして俺は星菜の左腕を消毒してサッと針を刺して治療薬を繋げた
「今から薬入れ始める。副作用出てきたらすぐにナースコール押して。先生午前は外来だから我慢しないで他の先生にちゃんと言うこと。それが無理なら清水さんにでも言えばいいから。もう先生行くから。またね」
俺は星菜のベットの上を片付けて布団をかけて寝かせた
そして星菜の部屋を出た
部屋の前には優真がいた
「おつかれ〜説教終わった?」
「まぁ。あと今抗がん剤入れ始めた。時間がある時は顔出してあげて。じゃ俺外来に行く」
玲はスタスタと歩いて外来へと向かった
その頃優真は星菜の部屋に入った