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君と優しさはずるい

第3章 優兄の診察


「まおありがと〜、せな〜?今か「いや!」」

優兄が続きを言おうとすると星菜が察して嫌と言った

優兄が和室に行こうって言う時は星菜のお腹の中を診る時。つまり星菜の嫌なことをする時だ

今から星菜は絶対に泣く。俺は泣いている星菜の姿を見ることは出来ない。だから自分の部屋に行こうかな。

まだ優兄と星菜は言い争っている

「せな?優兄に少しだけお腹診せて?」

「やだ!ただの熱だもん…」

「さっきせなの部屋に入って薬の棚見たけど強めの薬が無くなってたよ。強めのお薬使った時は優兄に言うって約束だったでしょ?」

「ッ……なんで勝手に部屋に入るの!優兄のバカ」

「せな……」

ガチャ

玄関のドアが開く音がした

すると和兄と颯真兄が帰ってきた

「ただいま〜ってせなどうしたの?」

リビングに入ると2人は星菜がソファーに横になっていることに驚いた

「星菜熱があるから今から優兄の診察受けるとこだけど嫌がってる」

「あ〜今バトってるんだね苦笑」

颯真兄は苦笑いした

「優兄、俺着替えてくるから手伝うよ」

和兄はそう言って2階へと行って着替えた

颯真兄も2階へと着替えに行った

颯真兄は星菜の診察とかにはあまりかかわらいようにしているらしい。颯真兄は星菜の逃げ道になるように残してるんだって

俺は颯真兄の部屋に行こうかな

そして真凰も2階へと行った


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