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君と優しさはずるい

第6章 病院


はぁ…体がだるい…お腹痛い…

さっき優兄から入院になるかもって言われたけど私もそんな気がしてた。たぶん次の定期検診ぐらいで詳しい検査が入るんじゃないかなって

それがは前倒しになるのかな

優兄が問診票を受付の人に私に行くと検尿カップをもって帰ってきた

嫌だな…本当に早く帰りたい…

とりあえず恥ずかしいし、人に見られたくないから1人でするって言ったけどできるかな…

私は重い体を起こしてトイレに入り、便器に座った


確か朝はまだトイレに行ってなかったはずだから出ると思うんだけどな…

全く出る気配がない…

はぁ…どうしよ…きつい…動きたくない…

一旦トイレから出ようかな…あんまり遅いと優兄が心配するし

そして私はフラフラなりながらトイレを出た

「検尿できた?」

私は首を横に振るだけで限界だった

「したい感じあるけど出せなかった?」

私は頷いた

「わかった。ちょっと看護師さんに話してくるから待っててな」

私は近くにある椅子に座った

今から無理やり出さされるのかな…導尿とか?…前は1回直接刺激されてこともあったな…もうやだ…帰りたい…

目をつぶってそんなことを思っていると話しかけられた

「せなちゃんおはよ〜、出せなかったんだったね、処置室に行って一緒に出そうね」

誰だろ…やだな…

重たいまぶたを開けて優兄の方をちらっと見ると頑張っておいでと言っている優しい暖かい目でこちらを見ていた

嫌だけどそんな目で見られたら嫌って言えない

だから私も頷いて椅子から立って看護師さんと一緒に処置室に入った

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