君と優しさはずるい
第6章 病院
「外側から刺激していくからな、出したくなったら手を挙げて合図して」
そして玲は特殊な綿棒をとって星菜の尿道を刺激し始めた
星菜は気持ち悪さと不快感から腰を浮かせようとしたが逃げることが出来なかった。その変わり声をあげて泣いていた
しばらく外側の尿道を刺激してみるが出そうな感じはしてないな
嫌だよな…こんなの早く終わらせてあげたい…。本当は導尿って選択肢もあるけど出せない時に1回導尿したらさらに悪化して今まで通りに出せるようにする治療がどんどんきつくなっていく
星菜はまだ初期の段階だから1回頑張れば悪化することは無いと思う…中の方を刺激し始めるか
俺は綿棒を変えて中を刺激し始めた
「んッ痛い…グスッ痛いよ〜ヒクッ…泣」
中に特殊な形の綿棒を入れてさらに不快感が増したのに嫌とは言わないで頑張ってる。看護師さんも軽くしか抑えてないのに動かないから星菜自身も我慢して頑張ってる。
その変わりたくさん泣いてるけどこの涙は頑張って自分の気持ちと戦ってる涙だ
心を鬼にして1番効果がある膀胱を刺激した。これには結構な痛みを伴う。看護師さんたちも少し力を入れて抑え始めた
「せな?どんな感じ?出そうか?」
星菜は首を横に振った
あともう少しか…膀胱を押しながら刺激すると出てくるかな
そして俺は星菜の膀胱を少し強めに押して中からも刺激を続けた
さすがにこれは痛くてキツイのか星菜も結構動こうとしている
星菜の手が少し上がった
出るかな
俺は尿器をセットして綿棒を抜いた
すると星菜は溜まっていた尿を全て出した
俺は手袋と防護服を脱いで、看護師さんに尿器に入った尿を検査に回すように頼んだ