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君と優しさはずるい

第9章 初めての出会い


リビングへ一番最初に来たのは小さな男の子だった。せなちゃんと年が近いのかな

「ママ、ただいま……」

人見知りな子なのか俺を人目見ると優真のお母さんの元へと行った

「まおおかえり〜、今日の幼稚園はどうだったの?」

「……たのしかった……せなは」

優真のお母さんはまおくんをポンポンと撫でた

「せなは玲くんに抱きついてるよ〜笑」

そしてまおくんが俺の方を見ると少し嫌そうな顔をした

幼稚園生で嫉妬を覚えたのかな?俺もずっとこれだと恥ずかしいからそろそろ離れてもらうか


「せなちゃん?お兄ちゃん達帰ってきたみたいだよ?少し離れよ?」

お兄ちゃん達に興味無いのか即答のやだが返ってきた

少し俺が困っていると優真がリビングへと来た

「せな〜ただいま〜、優兄が帰ってきたよ〜」

俺が少し困っているのを察したのか優真がせなちゃんを俺から離そうとしてくれた

するとせなちゃんは俺に強く抱きついた

「ゆうにはいや!せなはお兄ちゃんがいいの!」

優真も苦笑いした。そしてまおくんは少しこっちを睨んでいた

俺完全にまおくんに敵視されてる

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