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君と優しさはずるい

第9章 初めての出会い


星菜が眠った。真凰くんも眠かったのかさすが双子というべきか、真凰くんも優真の膝の上で眠った


そしてリビングは静かになった。颯真くんと和真くんは今ゲーム中らしい

俺は覚悟を決めて優真には自分の病気について話すことにした

「なぁ優真。昨日の話の続きなんだけどさ」

「ん?あ〜星菜が余計なこと言っちゃったやつ?」

俺はこくっと頷いた

「俺中2の最初から心臓に病気が見つかってさ、しばらく入院して学校に行ってなかった。この事学校の先生達しか知らない。そして昨日病院で検査結果聞いたんだけど再発しててあまり状態が良くないらしい」

優真は俺の顔を見て真剣そうに聞いてくれた

「悪いな、玲に話させて。まぁでも話してくれてありがと、玲は変に気を使われるのは嫌だろ?だから俺は今まで通りに接するけど大丈夫か?」

優真ならそう言ってくれると思った。優真はとても優しいくて人をよく見てるから

「ありがと」

そして時刻が4時すぎになった。すると2階から颯真くんと和真くんが道場着で降りてきた

「母さ〜ん!俺ら空手行ってくる!」

少し大きな声だったため真凰くんも星菜ちゃんも目が覚めた

「しーッ!颯真せな達寝てるんだから…」

「あっごめーん」

少し笑いながら颯真くんは謝っていた

「ん…お…はよ…」

「星菜達起きちゃったじゃん…」

優真が少し呆れた顔をして和真くんは颯真くんの頭を軽く叩いた

「おはよ〜、真凰も空手に行く準備しよっか」

そして優真は真凰を抱っこして部屋まで連れて行き着替えさせた

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