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君と優しさはずるい

第9章 初めての出会い


さすがの優真でも星菜ちゃんは泣き止まず、優真のお母さんがせなちゃんを抱っこした

「せな〜?泣かないよ〜、せなの可愛いお顔が涙さんで台無しになっちゃうよ〜?」


優真のお母さんに抱っこされるとせなちゃんは先程までの大声では泣いておらず、ヒクヒクと静かに泣いていた

「ごめんな〜、星菜の泣き声少しうるさかっただろ?」

優真が苦笑いしながら俺の隣に座った

「いや全然大丈夫」

俺は優真の方を見ながら少し笑って言った

そしてせなちゃんを抱っこしたままお母さんがこちらへと来た

「せな〜?明日から玲くんと一緒にお泊まりしようか〜」

「ヒクッ…おとヒクッ…まり…ヒクッ…?」

「そうだよ〜!だからお兄ちゃん達と一緒に準備しよ?」

「する!せなお泊まりする!」

「じゃあもう泣かないってお約束できますか〜?」

「うん!約束!」

先程までぐずっていたがもう涙は出てなくて笑顔になっていた

そして優真のお母さんはせなちゃんのお顔を綺麗にした後少し面倒見てて貰える?と言った

優真は頭の上に?が浮かんでいた

優真はお母さんもあえて病院にお泊まりって言わなかったからそこはまだ内緒らしい

とりあえず優真と一緒にせなちゃんの部屋へと行って一緒に準備をした

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