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君と優しさはずるい

第9章 初めての出会い


「こんこんしてるのは誰かな〜?」

せなちゃんは優真に少し強く抱きついていた

「せな〜?後で少しもしもしさせてな〜?お父さん着替えてくるから」

そう言って優真のお父さんは2階に上がって着替えて手洗いうがい消毒をし俺たちの方へと戻ってきた

「玲?せな今から泣くと思うけど帰るか?」

ここから先は俺がいても邪魔なだけだよな。帰ろうかな

「俺がいても邪魔なだけだろうしもう帰るよ」

そして俺はカバンを持ってリビングを出ようとした

するとせなちゃんが俺の名前を呼んだ

「れいくん、れいくん行かないで…せなと一緒にいて」

俺は振り返った。

「せなもこう言ってるしそばにいてあげてもらえる?今メンタルがブレブレになってきてるからさ」

「わかった」

そして俺はせなちゃんの近くへ行って頭を撫でた。頑張れという意味と近くにいるよという意味を込めて

そしてその光景を見ていたお父さんが俺にありがとうと言ってくれた

「よしせな〜?今からは頑張る時間だよ?お父さんにもしもしさせてな」

優真はせなを抱っこしたままソファーに座った

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