キス魔は浴衣で燃える
第2章 2.到着
「ぅあ、これ、やばい」
合わせて擦り上げられる未知の感覚に、思わず慶人の腕を掴む。それだけじゃ足りずに肩にもたれるように頭を預けると、慶人が俺の手を掴んで二人のモノを握らせた。
「天も」
「あ、なんか、これ、変。やばい」
慶人の手に導かれるままに自分のと慶人のを合わせて擦るといつもとは違う感覚で急激に熱が高まってきて腰元が疼いた。
自分の手なのに慶人の手が重なっているせいで制御が利かず、頭と指先が別物みたいで脳がスパークしそう。
しかも黙ってしまった慶人の荒い吐息が耳元で聞こえるから、それもまた俺を煽る材料になる。短くテンポの速い呼吸はまるで肉食獣に捕まえられているようで、色んなドキドキでめまいがした。
「ぅ、あ、ぁ……んっ、んん!」
唇を噛みしめて声を抑えようにも、それを見計らって荒々しく食いついてくる慶人の唇がそれを許してくれず、まるでセックスしてるような激しさで俺を高見へと追い詰める。
最後まではしないと言ったけど、これじゃあほとんど抱かれているようなものだ。
「ん、う、イく……ぅ」
いつもよりだいぶ早く迎えた解放の瞬間は、俺も慶人もほぼ同時。
お互いの手の中に放って、ため息とともに脱力した。
せっかく温泉に入ってきたというのに、すっかり汗だくだ。しかもこれだけのことで全力疾走した後のような虚脱感があるのは、たぶん快感が強すぎたせい。お互いのものを扱いたことはあるけれど、こんな風に合わせてしたのは初めてで、強すぎた気持ちよさにまだ目の前がチカチカしている。
呆然としている俺をよそに、慶人が引き寄せ掴み取ったティッシュで手を拭き、俺のも拭いてくれてやっと一息つけた。
合わせて擦り上げられる未知の感覚に、思わず慶人の腕を掴む。それだけじゃ足りずに肩にもたれるように頭を預けると、慶人が俺の手を掴んで二人のモノを握らせた。
「天も」
「あ、なんか、これ、変。やばい」
慶人の手に導かれるままに自分のと慶人のを合わせて擦るといつもとは違う感覚で急激に熱が高まってきて腰元が疼いた。
自分の手なのに慶人の手が重なっているせいで制御が利かず、頭と指先が別物みたいで脳がスパークしそう。
しかも黙ってしまった慶人の荒い吐息が耳元で聞こえるから、それもまた俺を煽る材料になる。短くテンポの速い呼吸はまるで肉食獣に捕まえられているようで、色んなドキドキでめまいがした。
「ぅ、あ、ぁ……んっ、んん!」
唇を噛みしめて声を抑えようにも、それを見計らって荒々しく食いついてくる慶人の唇がそれを許してくれず、まるでセックスしてるような激しさで俺を高見へと追い詰める。
最後まではしないと言ったけど、これじゃあほとんど抱かれているようなものだ。
「ん、う、イく……ぅ」
いつもよりだいぶ早く迎えた解放の瞬間は、俺も慶人もほぼ同時。
お互いの手の中に放って、ため息とともに脱力した。
せっかく温泉に入ってきたというのに、すっかり汗だくだ。しかもこれだけのことで全力疾走した後のような虚脱感があるのは、たぶん快感が強すぎたせい。お互いのものを扱いたことはあるけれど、こんな風に合わせてしたのは初めてで、強すぎた気持ちよさにまだ目の前がチカチカしている。
呆然としている俺をよそに、慶人が引き寄せ掴み取ったティッシュで手を拭き、俺のも拭いてくれてやっと一息つけた。