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高校生の闘病日記

第12章 8/18 帰還

14日の15:00。

やっと薬が効いてくれて、痛みから解放。

またまたなんかの菌に感染してたらしくて、原因が特定できたから、それに効く薬を注射してもらって、落ち着いた。


注射する直前とかは、熱よりも頭痛が辛くて、頭抱えてうずくまってたら、いきなり佐々木先生登場して、ついでに男の看護師さん筆頭に3人来たから、

「無理無理。今ほんとに頭かち割れそうだから、これ以上痛いこと増やさないで!」ってちょっとわがまま言って抵抗しちゃったけど、


「一瞬だから。これ打ったら痛み全部なくなるから、ちょっとだけ!」って男の看護師さんに言われて、

あっという間にからだ固定されて、ズボン下ろされてパンツも下ろされ、お尻にブスって針刺された。

結構痛かった。



だし、年頃の女子高生ってことはお構いなし。

その時は恥ずかしさより痛いことが嫌だったけど、今振り返ると少なくとも4人の前でお尻出したのめっちゃ恥ずかしいわ。

まあ誰も気にも留めてないだろうから、関係ないか。。。



でも、本当にその注射してからすぐに、頭痛は消えたし体もすっごい楽になった。


そしたら一気にウトウトして、そこから死んだようにずっと寝たと思う。


起きたらもう15日の朝だった。

目覚めよし、体調よし、気分よし。
久しぶりに絶好調で朝を迎えられた。最高。


朝の回診に来た佐々木先生も、

「昨日の朝とは別人だねー!調子良さそうでなにより」って言ってて、


見てわかるほどには回復してたみたい。



「調子良い日の朝から申し訳ないけど、検査だけさせて。お願い。」って言われて、

朝から血を持っていかれたけどね。
血カスじゃなかっただけ許そう。



その日の午後に検査結果聞いたらちゃんと良くなってたし、数値もすこぶる良かったから、一安心。


最大の山場は乗り越えた。

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