それでも貴方が恋しくて
第1章 再会
「お~い、将と未紗ぁ。二次会どうする~?」
お酒を飲みながらフラフラしている絵里が私達に話しかけてきた。…将は二次会行くのかな?
「未紗どうすんの?帰んなきゃマズい感じ?」
「ううん。今日は大丈夫」
「旦那と子供大丈夫か?」
「実家に泊まるって」
「そっかそっか。なら…二次会行っちゃう?」
ニヒッと笑って、グラスに残っていたお酒を一気に飲み干した将を見て、クスッと笑った私。
「将は大丈夫なの?まだ子供小さいでしょ」
「あー、うん。友達ん家に泊まるってよ。だから送って来た後に実家に車置いて、ここに来たってわけよ」
「だから遅かったわけね」
「そうそう。あ、絵里ちゃーん!俺と未紗二次会参加で!」
「はいはぁい!そう伝えとくね~」
またフラフラしながら歩いて行った絵里。
「…絵里大丈夫かな?」
「絵里ちゃん同窓会の時は何時もあんな感じだぞ?」
「へぇ、そうなんだ」
「…ちょ、未紗ストップ」
「え?」
将の手が私に伸びてきて、フワッと髪に触れた。
ピクッと体が小さく反応しちゃったのがめちゃくちゃ恥ずかしい…。
「…あ、悪い。ゴミ付いてたから」
「そ、そっか。ありがとう」
「髪、染めてねーの?」
「うん。子供産んでから体質変わっちゃったみたいで、染めれなくなったんだよね」
「そっか…。いいじゃん、未紗は黒髪が一番似合ってるよ。昔はド派手に染めてる時期とかあったよな~」
「もうその話はやめて…黒歴史すぎるから」
クスクス笑い合って私達はバルコニーを後にした。
「菊池~!榎本~!いや、黒嶋ぁ!二次会はカラオケだぞー!」
「マジかよ…」
ゲンナリしている将を見て笑いが汲み上げてくる。
将…めちゃくちゃ音痴だもんなぁ。
「なに、相変わらず音痴なわけ?」
「やめろ未紗、それは禁句」
「大袈裟な」
「俺の音痴がヤバいってことは知ってんでしょ?」
「もちろん把握済み」
「なぁ、未紗。俺とデュエットしてよ」
「嫌だよ、音痴が移るもん」
「頼むって、俺と未紗の仲じゃん」
「何よそれ。どんな仲?」
そんなやり取りをしていたら、周りがやけに静かになっていたことに気付いた。
「「「「「懐かしい~!!!!」」」」」
みんなが私達を見てそう言った。
「お前らいっつもカラオケ行くっつったら、そんなような会話してたよな~」
「だよね~。菊池君と榎本さん変わってない!」
お酒を飲みながらフラフラしている絵里が私達に話しかけてきた。…将は二次会行くのかな?
「未紗どうすんの?帰んなきゃマズい感じ?」
「ううん。今日は大丈夫」
「旦那と子供大丈夫か?」
「実家に泊まるって」
「そっかそっか。なら…二次会行っちゃう?」
ニヒッと笑って、グラスに残っていたお酒を一気に飲み干した将を見て、クスッと笑った私。
「将は大丈夫なの?まだ子供小さいでしょ」
「あー、うん。友達ん家に泊まるってよ。だから送って来た後に実家に車置いて、ここに来たってわけよ」
「だから遅かったわけね」
「そうそう。あ、絵里ちゃーん!俺と未紗二次会参加で!」
「はいはぁい!そう伝えとくね~」
またフラフラしながら歩いて行った絵里。
「…絵里大丈夫かな?」
「絵里ちゃん同窓会の時は何時もあんな感じだぞ?」
「へぇ、そうなんだ」
「…ちょ、未紗ストップ」
「え?」
将の手が私に伸びてきて、フワッと髪に触れた。
ピクッと体が小さく反応しちゃったのがめちゃくちゃ恥ずかしい…。
「…あ、悪い。ゴミ付いてたから」
「そ、そっか。ありがとう」
「髪、染めてねーの?」
「うん。子供産んでから体質変わっちゃったみたいで、染めれなくなったんだよね」
「そっか…。いいじゃん、未紗は黒髪が一番似合ってるよ。昔はド派手に染めてる時期とかあったよな~」
「もうその話はやめて…黒歴史すぎるから」
クスクス笑い合って私達はバルコニーを後にした。
「菊池~!榎本~!いや、黒嶋ぁ!二次会はカラオケだぞー!」
「マジかよ…」
ゲンナリしている将を見て笑いが汲み上げてくる。
将…めちゃくちゃ音痴だもんなぁ。
「なに、相変わらず音痴なわけ?」
「やめろ未紗、それは禁句」
「大袈裟な」
「俺の音痴がヤバいってことは知ってんでしょ?」
「もちろん把握済み」
「なぁ、未紗。俺とデュエットしてよ」
「嫌だよ、音痴が移るもん」
「頼むって、俺と未紗の仲じゃん」
「何よそれ。どんな仲?」
そんなやり取りをしていたら、周りがやけに静かになっていたことに気付いた。
「「「「「懐かしい~!!!!」」」」」
みんなが私達を見てそう言った。
「お前らいっつもカラオケ行くっつったら、そんなような会話してたよな~」
「だよね~。菊池君と榎本さん変わってない!」