慕情
第26章 管理者の責任
【管理者の責任】
貴殿様と貴女様は老師様の野営に呼ばれ…
「はぁ…全く…お前達が神楽達を…
いや…神楽を甘やかすから…
まさか…神楽が四神を手懐けるとは…」
老師様は
椅子に座りながら溜め息を付いていた…
「アハハ…
流石は私の惚れた女の弟ですからね」
貴殿様は貴女様に
微笑み片目を瞑り合図を送る…
「えっ?あぁ…流石は私の弟ですね…
返す言葉もありません…」
貴女様は貴殿様に瞳で口説かれ
頬を染め俯いてしまった…
「だが四神が現れては…何か予兆がある…
もし何かあれば…門下生の命を優先で
六芸大会は中止にする…」
老師様は厳しい面持ちで
貴殿様と貴女様に命じた…