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慕情

第29章 小休止…伍


 宵闇は低い声で泡沫の耳許に囁いた…

 神楽は地獄耳でもあった為…

「はぁ~…宵闇の台詞とは思えねぇな…」

 神楽は続きが気になり
気配を消し去り押し黙る…

「あ…ッ…んッんッ…うぅ~ん…は…ッ
あぁ…ッ…あぁ…ッ…あ…ッ…あ…ッ」

 泡沫は普段出さない声音…

「そろそろ…挿れるぞ…」

 宵闇は泡沫の返事を待たずに…

「あぁん…ッ…ああ…ッ…ああッ…
んッ…んッ…ふぅん…ッ」

 パン…ッ…パン…ッ…パン…ッ

 宵闇の腰は泡沫に激しく打ち付ける…

「はぁ…はぁ…泡沫見てみろ…お前の中で
俺の陽物が蠢いているのが分かるか?」

 宵闇は普段とは違う優しい声で
泡沫に聞いた…

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