慕情
第3章 紫仙の過去
「そうか…分かった…先方には私から、
お断りの文を出しておこう…」
貴女様は納得したのだが…
「う~ん…もし泡沫が、おなごなら俺は
大歓迎なのだか…俺は生憎、断袖ではない…
何故、お前には陽物が付いているのだ…?」
神楽は涙目になりながら泡沫に訴えた…
「えっ?えぇッ!?
そ、そんなの僕に言われても~!!」
泡沫も困り果て…
「お前が、おなごなら毎晩、抱いてやるぞ?
だが、しかし、お前は身体が弱いしなぁ…」
神楽は真剣に悩んでいる様子…
「うふふ…
神楽は女の子、大好きだもんね…
でも僕の身体が弱くても、ここまで生きて
こられたのは貴女様と神楽のお陰だよ?」
泡沫は二人に感謝の気持ちを伝えた…