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慕情

第30章 泡沫の異変


「ちょっと…神楽…宵闇を口説かないで…」

 泡沫は心配そうに神楽に、そう言った…

「アハハ…冗談だって~…
俺は男には興味ないよ?可愛くて別嬪で
俺の事を甘やかしてくれる人が好みなのは
二人とも知ってるだろう…?」

 神楽は、
二人をからかい満足したのか…続けて…

「と、言うことで、
宵闇…俺の衣を洗っといてくれ…
泡沫…お前の衣を借りるぞ…」

 言うと神楽は
泡沫の野営を出ていこうとすると…

「神楽…ちょっと待って…もしかして…
術者の所に行くの…?」

 泡沫は心配そうに神楽に、そう言った…

「まだ確定ではないだろう…闇雲に動くな」

 宵闇も
神楽を引き留めようとするのだが…

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