慕情
第33章 異変
「俺は、どうなっても構わない…
泡沫と約束をした…
神楽が邪心に染まらないように…くはぁッ」
宵闇は神楽の邪魔をしてしまい…
神楽の強く深い哀しみ…
憎しみの曲を全身に浴びてしまい…口から
血飛沫…泡沫を追うように逝ってしまった…
神楽は…
最後まで曲を奏でると…横笛を図嚢に入れ…
「アハハ…ッ!!
これで…泡沫と宵闇は蘇るぞッ!!」
神楽は狂乱していた…
すると、その曲を聴きつけた…
【妖魔の領域】の管理者である貴殿様…
つまり神楽の義兄である…
「これは…一体…どういう事だ…?」
貴殿様は同様を隠しきれていない…
『役立たずで…申し訳ございません…』
四神獣は
謝ることすら赦されないと思っていたが…