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慕情

第34章 代償…


【代償…】

 暫くして…神楽は目覚めると…
身動きが取れない状態になっていた…

「…此処は…どこ…?
やだ…暗闇は…怖い…誰か…助けてよ…」

 神楽は目隠しに首枷、
手枷足枷をされ…幽閉されていたのだ…

「義兄上…?泡沫…?…宵闇…?姉上…?
俺の味方は…もう…誰も…居ないの…?」

 神楽は
不安になり精神的に限界を感じていた…

 すると…

「あは…ッ!!
神楽先輩…あたしは貴方の味方ですよ?
やっと、二人きりなれましたね…?さぁ…
さっきの続きを致しましょうか?」

 幽蘭の猫なで声が神楽の耳許に伝わり…
精神を支配していく…

「…お前…俺に何をした…?」

 神楽は
声を振り絞り幽蘭を問い詰めた…

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