慕情
第42章 協力者
それを聞いていた天は…
「貴殿様…ちょっと、お待ちください…
今の話しは事実でしょうか…?
この生意気なガキが…
【仙人の領域】の管理者…紫仙…とは…?」
中級使いの天は貴殿様に
口許を引きつらせ厭そうに、そう言った…
「おいッ!!そこの、お前ッ!!
今なんて言ったか?生意気なガキ…って…
お前も俺と同じくらいの年齢じゃねぇかよ?
俺が生意気なガキなら…お前は生意気な
糞ガキだな?アッハッハ…ざまぁみろ!!」
紫仙は大きな口を開いて高笑い…
「ハッ?何ですか?せっかく…
若作り糞ジジイから解放されたと思ったら…
私は、こんな奴に遣えたくありません!!」
天は更に機嫌を悪くして
そっぽを向いてしまった…