慕情
第44章 救世主
「うふふ…
ヤりたい放題とは頼もしいですね…」
天は門番小僧に微笑みかけ…
「アッハッハ…
どんだけ若作り糞ジジイは嫌われてるんだ?
それから門番小僧…お前のヤりたい放題とは
仕事はせずに摘まみ食いをする事か?」
紫仙は門番小僧を嘲笑った…
「えっ?門番小僧…って、
あたいは、これでも下級使いだッ!!
それに…御仕事は、きっちりこなして
摘まみ食いをする筈がないだろうッ!!
ところで、お前は何様だッ!?」
門番小僧は、えっへんポーズ…
「アッハッハ…口許に小豆を付けて…
重箱に茶の入った竹筒を持ち歩いて…
なぁにが門番だ?俺の名は紫仙…
無理矢理【仙人の領域】の管理者に
なっちまった…不幸な男だよ…」
紫仙は、溜め息混じりにそう言うと…