慕情
第48章 小休止…捌
【小休止…捌】
「…仙様…紫仙様…」
月詠は
紫仙の頬を、ぺちぺち…と軽く叩くが…
「…う~ん…まだ…眠い…」
紫仙は起きず…月詠は困り果てていた…
「…食事の途中ですよ…辛い料理は紫仙様しか
食べませんのて残さず食べてくださいね…」
月詠は紫仙に、そう言うと…
紫仙は気だるそうに起き上がり…
「う~ん…
分かったよ…じゃあ、お前が俺に食べさせろ」
紫仙は月詠に甘えてみた…
「はぁ…
分かりました…はい…あーん、して下さい」
月詠は
紫仙に食べさせてあげ無事に完食…
紫仙は再び月詠に膝枕…
「あぁ…紫仙様…
食べて、すぐ寝たら牛になっちゃいますよ」
月詠は少しばかり自分の膝を立てて
紫仙の頭を撫でてあげた…