慕情
第50章 神仏の領域
「はむむ…むむッ!?これは美味ですなぁ
初めて食べる味だッ!!」
小さな門番は舞い上がっていた…
月詠は、その姿を見て…
「お気に召して良かったです…
まだ、ありますよ?欲しいですか?」
月詠は小さな門番に微笑み、そう言うと…
「欲しいッ!!これは疲れが取れるぞッ!!」
小さな門番は瞳を輝かせていた…
「これは貴重な蜂蜜飴…なかなか手に入らない
代物なのです…ですが…
私も門番さんに聞きたい事がありまして…」
月詠は小さな門番に蜂蜜飴をちらつかせた
「うん、うん、
その蜂蜜飴をくれるなら何でも答えるぞ!!」
この小さな門番も…この仕事は
向いてないような…と思う月詠であった…