無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　月詠は、そう言うと、またもや図嚢から
蜂蜜飴を中級使いの門番に渡そうとすると…

｢フンッ！！そんな子供騙しの物は要らん…｣

　中級使いの門番は目を背けた…

　これは
一筋縄では、いかないと月詠は判断し…

｢あのぉ…此処を通して貰えないでしょうか？
この通り通行証の腕輪もありますし…｣

　月詠は謙虚に、そう言うと…

｢お前の知り合いと俺ッ！どっちが男前か？｣

　中級使いの門番は月詠に、そう言うと…

｢……はぁ…？｣

　月詠は首を傾げながら今まで発した事の
ないようなマヌケな返事をしてしまった…

｢だ・か・ら…俺の方が色男だろうッ！！
と聞いてるんだッ！！お前はマヌケかッ！？｣

　中級使いの門番は
地団駄を踏みながら、そう言った