慕情
第8章 仙人の領域(入り口)
「そうだな…山岳の野鳥と野獣…
水辺の魚類…二手に分かれるか?」
神楽は泡沫に提案する…
「そうだね…
その方が良いかも…【妖魔の領域】の
実力も侮ってはいけないし…」
泡沫も頷き同意した…
「おーい!!皆、よーく聞けよー!!
今から山岳と水辺の二手に分かれる…
潜るのと体力に自信がある者は
俺に付いて来い!!」
それを聞いた泡沫は…
「えっ?ちょっと待ってよ!!
潜るのが得意なら僕だって得意だよ…?」
慌てて泡沫は神楽に言った…
「なに言ってるの?潜った後が大事でしょ?
かなり体力消耗するよ?
神仏の力で回復するのだって刻を要する…
明日もあるんだぞ?」
神楽は泡沫に説明した…