慕情
第8章 仙人の領域(入り口)
神楽は続けて…
「だけど山岳も油断するなよ?野鳥と野獣も
潜んでいるし足元にも気をつけて歩けよ?」
神楽は泡沫に忠告した…
「それは、ちゃんと分かってるよ…
今年で三年目の参加なんだから…」
泡沫は答えた…
「あと、これ…肌身離さず持っておけよ?
俺の神仏の力を少し流し込んでるから…
魔除けになるし、お前に何かあったら
俺の銀の鈴に反応するから…」
神楽から渡されたのは…銀の鈴だった
「もう…神楽は心配性だなぁ…」
泡沫は
クスクスと笑って、そう言った…
続けて…泡沫は…
「じゃあ水辺の方を選らばなかった者達は
僕の方に付いてきてねー!!」
泡沫も仲間達に声をかけた…