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慕情

第9章 水辺…神楽


「えっ?俺に憧れてるの?
まぁ…じゃあ…しょうがないかぁ…」

 神楽は照れながら、そう言うと…

「みんなー…神楽先輩って呼んで良いって
許可が下りたよー!!」

「イェーイ!!神楽先輩ッ!!
宜しく、お願いしますッ!!」

「えっ?俺…お前と同期だから…先輩…って
死んでも呼ばねぇぞ?」

 と、口々に色んな意見が飛び交う…

「アッハッハ…まぁ…好きに呼べよ…
で、お前達の名は…あっ…やっぱ良いや…」

 神楽は首席で顔を覚えるのは得意だが…
名前を覚えるのは苦手な為…
 途中で聞くのを止めた…しかし…

「姫利(ひめり)ですッ!!
皆からは姫…って呼ばれてますッ!!」

 冷静沈着で真面目そうな後輩…

 姫利は、
またもや敬礼をし…自己紹介をした…

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