
慕情
第9章 水辺…神楽
「あっ、姫利…
俺も…姫って呼んで良いのか…?」
神楽は姫利に遠慮がちに、そう言うと…
「勿論ですよッ!!」
姫利は瞳を輝かせ快く承諾した…
神楽は…他の仲間の名前は覚えずに
姫利の姫…だけを覚える事にした…
「じゃあ…人数を確認もしたし…
俺を含めて五人は俺に付いてこい…さっそく
湖に潜るぞ…姫は確実に付いてこいよ…?」
神楽は
姫利以外の名前を覚える気はないので…
いや、むしろムリなので…
色々、指示するのに、おい…お前…
と呼ぶわけにもいかず…
姫利は確実に連れて行くのと
気が利いていそうだったので…
それも含めて姫利を連れて行くことにした
残りの三名は適当に選び…
