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慕情

第15章 小休止…弐


 すると…その光景を見ていた姫利は…
懐から手拭いを取り出し…

「王くん…ありがとう…でも、そのお陰で…
王くんの汗を拭いて上げられるし…
そのぉ…僕は嬉しいよ…?」

 姫利は目じりと頬を紅色に染め…
王華の顔を覗き込みながらそう言った…

「う、うん…そうだな…」

 王華の汗は滴り落ちるばかり…

「あぁん…王くんの汗が止まらなぁい!!」

 姫利の鼓動は乱れ狂い…
困惑しながら王華の汗を拭いていた…

「おいッ!!どこ拭いてるんだよ…ッ!!
姫…あんまり変な声を出すな…はぁん…
もう…ムリ…ッ!!」
(俺の陽物がぁ…!!)

「うふふ…僕のお陰だね♪
恥ずかしがらなくて良いんだよ?
これこそ健康男児だからね♪」

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