慕情
第16章 ご難続き…壱
【ご難続き…壱】
すると、何かに絡まっている
怪し薔薇は、瞬く間に王華の図嚢に
吸い込まれるように入っていった…
それを見ていた泡沫は…
「王くんッ!!凄いじゃないッ!!
怪し薔薇の刺に絡み付いていた怪し昆虫や
爬虫類も、わんさか、わんさか…大量捕獲
出来て恋人も出来て一石二鳥だね♪」
泡沫は王華に、そう言うと…
「はぁ…はぁ…もう、ムリ…限界です…」
王華は姫利と口付けをした後…
地べたに大の字に伸びていた…
すると神楽は何かに気付いた…
「おい、おい…まだ、油断できねぇぞ…?
あれを見ろ…アハハ…これは…これは…」
怪し薔薇に絡み付いていたモフモフ…
そして……