慕情
第16章 ご難続き…壱
「フンッ!!
俺の名を忘れてた癖に…白々しい…」
宵闇は拗ねたように外方を向いた…
「アッハッハ…何だよ?拗ねてんのか?
俺に名を覚えて欲しければ【神仏の領域】に
遊びに来れば良いだろう?そしたら、お前の
名前も嫌ってほど覚えてやるさッ!!」
神楽は宵闇を、からかい始めた…
「あ、あの…僕は…嫌じゃないですよ…?
むしろ…大歓迎です…」
泡沫は頬を染め宵闇を見詰めている…
「悪いが御断りだ…お互いの領域に行くには
通行証も必要だし…騒がしい、お前らとは、
これ以上関わりたく…」
宵闇は最後まで言う前に…
「あっ、宵闇…通行証なら…
僕の腕輪を…貰ってください…」
(ついでに僕の処女膜も突き破ってッ!!)
泡沫は頬を染め…
強引に宵闇の手首に腕輪を嵌めた…