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早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~

第10章 ブーム



昼休み。
今日は美羽が弁当を作ってきてくれて非常階段の踊り場で二人で昼休みを過ごしていた。

「もう、龍牙君がカッコイイ事他の人に気付いて欲しくなかったなぁ。龍牙君にお友達出来たのは嬉しいけど」

「…みんなそう言うけど、そうでもないからな?美羽は相変わらず俺にフィルター掛かりまくってるけどな」

美羽の弁当を早々に食べ終えると美羽の後ろに回って美羽の腰に腕を回す。

「フィルターじゃなくて本当にカッコイイもん」

本当にモテてるとかは知らないが、俺は美羽にだけモテていればそれでいい。

「そうだ、龍牙君誕生日8月8日!夏休み中だよね」

「あぁ。そうだな」

「お祝いしたくて、何か欲しいものとかある?」

「欲しい物か…美羽以外思いつかねぇし、敢えて言うなら美羽と一緒に過ごしたいだな」

「えー…それじゃあ、二人だけでデートする時と変わらないよ」

不満そうな美羽が可愛くて美羽にキスをする。

「…あんまり二人だけで過ごせるタイミングねぇし、夏休み中何処かで二人きりになれるタイミング出来ればそれがプレゼントで充分」

「んー…そうだ!夏休み中海とかに二人で旅行に行かない?」

「流石に美羽の親許してくれないだろ…まだ美羽のお母さんにしか挨拶出来てねぇし」

「そこは勿論みんなで旅行するって言うよ…去年前の学校のお友達と旅行行ったもん」

「……美羽と旅行はめちゃくちゃ行きたいのは山々だけどな……美羽に嘘吐かせるのがなぁ…」

「龍牙君変なところ真面目なんだもん…龍牙君お泊まりしたくない?」

「…グッ……めちゃくちゃしたい……したいが……どうにかして出来るか一回考えさせてくれ…」


美羽の両親に土下座して旅行許してもらう…いや、普通に無理だろ。
俺が美羽の親だったら彼氏と旅行なんて行かせねぇし…


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