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早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~

第10章 ブーム



放課後。
今日は俺も美羽も教室外の掃除当番で掃除が終わったら教室で待ち合わせをしている。

下駄箱掃除の上に最後のゴミ捨てジャンケンに負けてしまって一人でごみ捨て場へ行ってから教室に向かう事になった。


ごみ捨て場は旧校舎の裏手にあって自分の教室からは遠くてかなり面倒だ。


ゴミを捨て終えて急いで教室に向かおうとした時だ。


「さ…早乙女君…」

「あ?」

突然誰かに呼び止められて声のする方を振り向くと、見た事のない男子生徒がいる。
上履きの色からして同じ学年のようだ。
多分同じクラスになったことないと思う…

「あの…姫野さんが旧校舎の使われてない音楽準備室?に三年生と入って行くの見たって伝えて欲しいって…」

「…は?お前が見たわけじゃねぇのかよ」

「ひっ!僕はそう言うように言われただけなのでっ…」

「誰に…ってオイ!クソ…」

そいつは逃げるように校舎の中へと走って行ってしまった。


三年とっていうのは気になるな。


今の話が本当だったら美羽が危ないかもしれねぇし、確認しておくか。

こういう時に限ってスマホは教室に置いてきてしまった。

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