早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~
第7章 接近
「ははっ…このベッド買ったばっかりの時のありすみたいだ」
龍牙君は珍しく笑って私の頭を撫でる。
「エッ!?私小さい子じゃないもんっ」
頬を膨らますと龍牙君は笑いながら私の頬をふにっと優しく摘む。
「この前から思ったんだけど…姫野って怒っても可愛いのなっ…ほっぺたふわふわだな」
「むぅ…からかわないでよぉ」
「ごめんごめん、可愛くてついな」
龍牙君にからかわれるの嬉しいけど、ちょっと意地悪をして拗ねたふりをして龍牙君の枕を抱き締めて寝転んだ。
「え…わ、悪い!怒ったか?」
龍牙君は私の横に寝転んで心配そうに顔を覗き込んでくる。
「ふふふっ…怒ってないよぉ」
「なんだよ!付き合って速攻で嫌われたかと思った…」
「ごめんね、からかい返してみちゃった…あーあ…ありすちゃん羨ましいなぁ…毎日こうやって龍牙君にかまってもらえるなんて。私も龍牙君の妹になりたかったな」
「は?俺は姫野が妹は嫌だけどな…」
「ええ…良い子にするよ?」
「いや…妹だったら付き合えねぇし…将来結婚とかも出来ねぇだろ」
「あっ…そっかぁ…」
自分から振った話なのに結婚という単語に照れてしまって顔が熱くなる。