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「顔赤くなってるな」

「だってっ…結婚とか言うんだもん！もうっ…またほっぺた触るー」

龍牙君は私の頬を気に入ってくれてるのかまた嬉しそうに頬をふにふにと摘んでくる。

私も龍牙君の頬を摘もうと龍牙君の方に寄ると龍牙君は突然ハッとした顔をして私の頬を触るのを止めて起き上がった。


「悪い…調子に乗って近過ぎたな…」


からかい合うのが楽しくてすっかり忘れてたけど…


そういえば…二人きりでベッドの上だった。


でも…龍牙君が離れるの寂しい…


「…っつーか…姫野も無防備過ぎだからな？」

「龍牙君になら何されてもいいから…離れるのやだなぁ」


そう言うと龍牙君はまた私の横に寝転んで私の頬に手を当てる。


わぁ…何かドキドキしてきた…


「…そういう事言うと何されても文句言えねぇよ？」

「ん…」

「だ…抱き締めたりするからな？」

龍牙君は強引っぽく言うけど、優しくて逞しい腕に抱き締められるとすごく安心する…

「…姫野の身体って全部良い匂いでふわふわしてるんだな。抱き心地めちゃくちゃ良い」

「え…何か匂いする？…恥ずかしい」

「うん…めちゃくちゃ良い匂い」

龍牙君が近くて私はつい龍牙君の頬にチュッとキスをしてしまった。