早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~
第8章 休日デート
「お、俺のことは良いから美羽も早く食べろよ」
「龍牙君の事見ながら食べてたらすぐにお腹いっぱいになっちゃうね」
笑いながら私もおにぎりを食べる。
「こっちのおかずは美羽が作ったのか?美羽の手作りも食べたい」
「うん…好きって言ってた唐揚げも入れてみたんだぁ、口に合うか分からないけど」
そう言うと龍牙君はすかさず唐揚げを取って食べた。
「美味っ…可愛い上に料理も上手いとか美羽最高過ぎないか?」
「そんな事ないもん!もう…過剰評価過ぎだよ」
「その言葉そのまま返す…」
少し作り過ぎてしまったお弁当を龍牙君は全部食べてくれて、作って良かったって思わせてくれる。
お昼ご飯を食べ終えると動植物園の方へと移動した。
入ってすぐにレッサーパンダがいていきなり気分が上がる。
「わあぁ!可愛い!」
「美羽一般的に可愛い動物も可愛いと思うんだな」
「へ?レッサーパンダ可愛いでしょ?」
「いや…ブサイクな顔で寝てるドーナツとか俺の事とかも可愛いって言うから普通の感覚とズレてるのかと思った」
「ズレてないよ、ドーナツちゃんと龍牙君も可愛いのに」
「だから特に俺は可愛くねぇって…そうだ、犬以外の動物も触れるならそっちにふれあいコーナーもあるぞ」
龍牙君は動物を楽しそうに見ていて、龍牙君も動物園好きなんだなぁっていうのが何となくわかる。