無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「ねぇ、あっちも見に行こうよ」

「はぁ…大した動物いないし飽きた。俺喫煙所行くから行きたいなら一人で行ってこいよ」

「さっきもタバコ休憩したじゃん」

近くに大学生？くらいのカップルがいてそんな会話が聞こえる。

大人になると楽しくなくなっちゃうのかな…？

「ここのふれあいコーナーうさぎとモルモットにあとカピバラもいてな？カピバラもいるのすごいよな」

「……龍牙君はずっとそのままでいて欲しいな」

「どういう事だ？」

「改めて好きだなぁって思ったのー…早くカピバラ見に行こ？」

「お、おう？」


ふれあいコーナーに行くと、餌をあげる事も出来て私達は餌を買って動物達に餌をあげることにした。

カピバラはお湯の張った桶に入っていて近くに行くと出てきて私の足元に擦り寄ってきてくれて餌の野菜をあげようとすると、龍牙君は私のワンピースのスカートを急いで押さえた。

「え？餌まだあげちゃ駄目だった？」

「いや…美羽の服が…せっかく可愛い服着てるのに濡れたらまずいだろ」

「あっ…少し濡れるくらい全然気にしなくて大丈夫だよー」


言われるまでそんな事全然考えてなかった。

っていうか、龍牙君このワンピース可愛いって思ってくれてたんだぁ…