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早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~

第8章 休日デート



その後うさぎとモルモットのところでも抱っこしたり、龍牙君がうさぎにモテモテだったりして、たくさん写真を撮ってふれあいコーナーをあとにした。

動物園を出て公園のベンチで今日撮った写真を龍牙君と一緒に見ていた。

「うさぎ抱っこしてる龍牙君可愛いー」

「可愛くねぇよ、いつの間に撮ったんだよ?こっちの美羽の写真が可愛いだろ。これ俺に送れよ」

「私一人の写真送るの恥ずかしいよっ」

撮った写真を見ながらそんな事を話していると、スマホの画面にポツっと水滴が落ちてきた。

「ん?雨か?」

空を見ると先程まで晴れていたのに急に雲行きが怪しくなってきた。

「さっきまで晴れてたのにね」

「本降りになるかもしれねぇし、駅の方行こう」

龍牙君に手を引かれて急ぎ足で公園を出る事にした。
少し歩き始めると、急に雨足が強くなってきてゴロゴロと雷も鳴り出した。

「わっ…雷…」

すると、龍牙君は一度立ち止まってTシャツの上に着ていた黒い長袖のシャツを脱いで私の頭に被せて肩を抱き寄せる。


「龍牙君が濡れちゃうっ」

「俺は別に濡れても良いから、とりあえず公園は出よう。出口何個かあるから」


雷は怖いのに龍牙君が抱き寄せてくれるから何だか安心して怖さが半減する。

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