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王都崩落

第1章 1

ㅤ漸く解放されたのは、日が昇り掛けているところだった。一晩中悪魔3人に貪られた身体は白濁に塗れ、倦怠感と溢れんばかりの快楽で満たされていた。

「はぁ、はぁ……っ゛……あぁ…あ……」

ㅤ欲に塗れた肉棒が無理やり口に突き入れられる。苦い汁を一通り喉に流し込まれ、叩き付けられたところで満足したらしいふたりの羽が広がる音がした。

「じゃあねー大尉、美味しかったよ。またね」

「昼の執務までゆっくり休むといいよ。では夜に」

「さて……眠りにつくまでまた可愛がってやるか……お前は私たちから逃げられないのだからな」

「は……やだ……もう、厭」

ㅤ唇が塞がれ、ぬるりとした舌が入り込んでいく。また快楽に囚われ、私は気絶するまで快楽を叩き込まれ貪られ続けた。

ㅤ一体何故こうなってしまったのか。

ㅤそもそも軍に入ったのが間違いと言われてしまえばそうなのだが、私にも軍に入った時には目標があった。

ㅤこの腐った帝国を立て直すのだと、野心に燃えた時期もあった。憧れていた上官も居た。然しながら、女というだけで私の地位はここに来た時から決まっていたようなものだった。

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