
キセキ
第11章 Vol.11〜一通の手紙
朝起きては泣いた
食事をしては泣いた
泣いて、泣いて
お父さんをとても困らせた
それでも泣いた
学校に行かれない日もあった
朝から涙が止まらないのだ
自分でもわからない
わからないけど涙が止まらない
そんな日は、お父さんが
ずっといてくれた
秋になった
冷たい風が吹いて
色づき始めたイチョウの葉が舞い散る
指先が冷たい
私は母と一緒に買った手袋をつけた
手袋はお母さんのにおいがする気がして
また、涙が出た
「舞!」
お父さんが私を呼ぶ
なんだろう?
お父さんは一通の手紙を持っていた
手紙は私宛だった
「まいちゃんへ
おたんじょう日おめでとう
またひとつ大きくなったね
毎日がんばっているまいちゃんを見て
お母さんはとても元気をもらっています
まいちゃんの10才は
どんな1年になるでしょう
たのしいことがたくさんあるといいね
たいへんなことがあってもだいじょうぶ!
お母さんとお父さんは
いつでもいつでもミカタだから
どこにいてもどこにいても
ずっとまいちゃんを守っているから
お父さん お母さんより」
ーお母さんが、事故にあう前に
舞に手紙を出していたんだ
お母さん忘れん坊だから
舞の誕生日に手紙を渡すの忘れないように
半年も前から用意していたんだよ
私はまた泣いた
泣いて泣いて
すごく泣いた
お母さんはいつでもミカタで
お母さんはどこにいてもどこにいても
私を守ってくれるんだって
それから
手紙は
私の宝物になった
食事をしては泣いた
泣いて、泣いて
お父さんをとても困らせた
それでも泣いた
学校に行かれない日もあった
朝から涙が止まらないのだ
自分でもわからない
わからないけど涙が止まらない
そんな日は、お父さんが
ずっといてくれた
秋になった
冷たい風が吹いて
色づき始めたイチョウの葉が舞い散る
指先が冷たい
私は母と一緒に買った手袋をつけた
手袋はお母さんのにおいがする気がして
また、涙が出た
「舞!」
お父さんが私を呼ぶ
なんだろう?
お父さんは一通の手紙を持っていた
手紙は私宛だった
「まいちゃんへ
おたんじょう日おめでとう
またひとつ大きくなったね
毎日がんばっているまいちゃんを見て
お母さんはとても元気をもらっています
まいちゃんの10才は
どんな1年になるでしょう
たのしいことがたくさんあるといいね
たいへんなことがあってもだいじょうぶ!
お母さんとお父さんは
いつでもいつでもミカタだから
どこにいてもどこにいても
ずっとまいちゃんを守っているから
お父さん お母さんより」
ーお母さんが、事故にあう前に
舞に手紙を出していたんだ
お母さん忘れん坊だから
舞の誕生日に手紙を渡すの忘れないように
半年も前から用意していたんだよ
私はまた泣いた
泣いて泣いて
すごく泣いた
お母さんはいつでもミカタで
お母さんはどこにいてもどこにいても
私を守ってくれるんだって
それから
手紙は
私の宝物になった
