テキストサイズ

Lの禁忌 〜taboo〜

第1章 【ココロ、堕ちる】






掴まれた手首ごと退けられて目を瞑った



「綺麗、やっぱり綺麗だよ?」


「うぅ…っ」


「触って良い?」


「え………うん」



視線はずっと私を見てる
小さな手が胸をたぐり寄せ「柔らかい」って微笑む
指先が乳首の周りを焦らしながらなぞってくる
物足りない顔しちゃってクスッ…と笑われた
かおる、意地悪だよ
おっぱい見られただけで顔から火が出そうなほど
恥ずかしいのに……



Bカップだから揉み応えないでしょ
小さくてごめん…と思っていたら
「あ……ほくろ」って見つかっちゃった
私の左乳首には乳輪の中に2つほくろがあって
お目々みたいになってるの
だから乳輪と乳首だけ見たら子豚に見えるなって
少し前、かおるとこうなる前に



「他の誰も知らない、まりさんの秘密が知りたい」



そう言われて、まさかこうなるとは思ってなくて
ちょっとエッチな事言ってやろう〜て軽く考えて
「左乳首にほくろ2つあって子豚に見えるよ」って
言ったんだっけ……
本当に見せる日が来るとは……



「本当だ、子豚ちゃんだ」と目尻下げて笑う
顔を両手で覆い「ねぇ、恥ずかしいよ〜」って
言う私の顔を見る為にまた手を退けられて
今度は指を絡めてきた



両手塞がれちゃったよ
何、考えてるの…?



「まりさん、このまま、進んでも良い?」


「え……?」


「嫌がる事はしない、約束します」


「私……でも」



ズルい言い訳しようもさせてくれない
優しく唇こじ開けられて舌が侵入してくる
こんなトロトロになるキスされたら
「結婚してる」ってワードが言えなくなって
頭がポーッとしてくるの
隙を与えてしまう



上顎攻められて軽くキスイキ……こんなの初めて





ストーリーメニュー

TOPTOPへ