
Lの禁忌 〜taboo〜
第1章 【ココロ、堕ちる】
今度はお日様みたいな笑顔になって
「私も触って良い?」って聞いてくるの
ドアが閉まって、抱き締め合う私たち
どれくらい会ってなかった?
下手したら2週間弱?
伝わってくる体温
鼻腔に広がるまりさんの匂いに堪らなくなる
「もう余裕ないです、良いですか?」
「ん、何されちゃうんだろ?エヘヘ」
あぁ、もうこの小悪魔ちゃん捕獲します
玄関先なのに離れられない2人
首に手を回してきたまりさんは
「最初はキスが良い」ってお強請り
私もしたかった
腰から引き寄せて身体も密着する
スイッチ入った視線、感じてるでしょ
「止まらなくなるよ、良いよね?」
理性がぶっ飛んだら敬語じゃなくなる私
それが好きって前に言われたから直すつもりは
ありません
Sモード発令した私に沼らせてみせます
唇が重なって壁に押し倒してしまう
掌で頭を守るよ
恥ずかしがってた舌も今じゃ私を堕としにかかってくる
逆にキスイキさせられちゃいそうになるの
唾液の糸が繋がったまま「好き…大好き」って
求めてくる
「今日は、こっち…」と初めて寝室に連れていく
「ムードなくてごめん」
ベッドに座らせたまりさんの服を脱がしていく
スカートは後で良いかって思ってキスしたけど
まりさんは自ら脱いで、めちゃくちゃセクシーな
下着姿を見せてくれた
「え………」
ブラジャーもセクシーだったけど
ショーツもセットで凄いセクシー
自分だけ下着姿でまた顔を紅くしてるのかなって
思いきや、余裕の笑み浮かべて私を万歳させてきたの
あれよあれよと私も下着姿にされちゃった
髪を耳に掛ける仕草、綺麗……
瞬きしたらもう視線は釘付けで……
顔が近付いてきてキスかなって口開けたのに
耳元で「かおるの為に新調しちゃった」って……
理性、プッツン———
