
Lの禁忌 〜taboo〜
第9章 【盲目的な愛、続く】
八寸、お造り…椀物…焼き物…一人鍋…
テーブルを埋め尽くすようなご馳走が並んでいく…
日帰りだからお酒はなし…
でも、乾杯酒に小さなグラスに梅酒が用意されていた…
食事をして、温泉に入って…それからセックス
この小さなひと口くらいは大丈夫だよね…
「まりちゃん、改めて半年記念おめでとうございます…これからも不束な変態彼女ですがよろしくお願いします」
「変態はお互い様だよ…かおるも半年ありがとう…これからもほんとによろしくね…嫌って言っても離さないけどね」
「「乾杯🍸」」
「美味しいっ…お刺身新鮮(^q^)」
「まりちゃん、これ山菜かな?…すごく美味しいよ…はい、アーン…」
「ほんとだ…美味しいっ…じゃ茶碗蒸し食べさせてあげるね…」
「あーん、もう垂れちゃった…わざとでしょ…」
「えへへ、私が舐め取ってあげるね…」
隣に座ってイチャイチャしながらの食事、すごく楽しい
途中、中居さんが天婦羅の揚げたてを持って来ても…
私たちはイチャイチャしながら食事を愉しむ…
最後のご飯を持って来た時は、海老の天婦羅を
口移しで食べさせっこしてたの見られちゃったり…
でも、そんなの関係無い…二人の世界にどっぷり
嵌まってるもんね
「お腹いっぱい…ご馳走さま…」
「かおる…ご馳走さまはまだ早いでしょ…」
まりは私を畳に押し倒して唇を重ねてくる…
もちろん、拒んだりしない…
私からも舌を絡めていくよ…
同じ食事をしたから、キスも同じ味がするね…
そんな当たり前のことがすごく幸せ
「わかってるって…でも、その前に温泉入ろ…」
「やだ…もうエッチするの…かおるのマン汁飲みたい…っ…」
まりの唇に人差し指を添えて…
「ねぇ、ここの露天風呂…すごく広いんだよ…いくらGWだからって真っ昼間だから人少ないと思うんだよね…」
悪戯な笑みを浮かべると、
まりは私の上から飛び起きるように離れる…
