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Lの禁忌 〜taboo〜

第1章 【ココロ、堕ちる】






「ちょっと着け過ぎたかな」と笑ってたけど
本当その通りで、ブラ着けても見えちゃうくらい
でもね、会社でさ、わざとゆっくり着替えるの
そしたら同僚たちがそれ見て言うの



「うわぁ…かおる、彼氏できたの?独占欲…強すぎない?」



彼氏?…
うーん、大切なひとができたよ……
そうそう…すごく大事にしてくれるんだけど…
独占欲は強いかなぁ……



って、私は嬉しそうに答えるんだ……
まりさんに着けてもらったキスマークを
自慢したくなるの、エヘヘ
お昼休みにLINEしたら
(自慢したの?可愛い
悪い虫つかないように、彼氏です!て言っといてね)
って返ってきてこっちが悶絶
仕事中なのにニヤニヤしてしまったじゃないですか



それと、私たちって付き合ってるって事で良いんですよね…?
ドキドキしながら聞いてみると、
本当に私で良いの?って逆に聞き返されて私は頷いた
付き合い始めたのは私がまりさんに告白した日
27日に決まった
これから毎月27日は2人の記念日



「あの、出来ればで良いんですけど記念日はなるべく会いたいです、5分でも良いから顔を見て、おめでとうって言い合いたいです」



それが週末で、旦那さんが帰って来てるなら
無理だなって諦めるしかないだろうけど
出来る事なら私を優先して欲しい
なんて、我儘に過ぎないよね
時々、困らせてしまうのかな
でも記念日は……譲りたくない



言うだけ言って、答えを聞くのが怖い私
真っ直ぐ見つめてくるまりさんは私の肩をそっと
抱いてきた



「時間はね、作れないじゃないの、作るんだよ」


「え…?」


「絶対作るよ、前みたいに家族が感染病に掛かったりしない限り、かおるとの時間は死守します」



嬉しくてキスしようとしたらヒョイと交わされて
頬ムギュされちゃったの






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