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花香の部屋をノックし、凛と千夏は静かに入った。
ベッドの上では、花香が両手でお腹をさすりながら横になっている。
「……ごめんなさい。お腹いっぱいで……眠くなっちゃって……😪」
半分ウトウトした声で呟くその顔は、安らかで幸せそうだった。

凛と千夏はそっと目を合わせ、花香のそばに腰を下ろした。

「花香ちゃん……ちょっと大事な話があるんだ」
凛の真剣な声に、花香はまどろみから目を開け、不思議そうに二人を見上げる。

千夏が優しく言葉を続ける。
「今日、儀式でご主人様に抱かれたとき……痛かったでしょ？」

その瞬間、花香の瞳が揺れ、不安そうな顔に変わった。
「……はい……すごく……怖くて、痛くて……😔」

凛はその手を包み込み、頷いた。
「私たちも最初はそうだったの。痛い思いだけで終わっちゃうと、不安になるよね」

千夏も花香の手を握り、安心させるように微笑む。
「でもね、ご主人様はとっても優しい人。抱かれているうちに、体も気持ちよくなって、何も考えられないくらい幸せになれるんだよ💓」

花香は目を丸くする。
「……気持ちよく……？😳」

凛が頷く。
「そう。心だけじゃなくて、体も満たされるの。ご主人様がそれを教えてくれるから🥰」

千夏は柔らかい声で花香の瞳を見つめた。
「だからね、花香ちゃん……今夜はご主人様のところへ行って、抱いてもらいなさい。大丈夫、怖くないよ🙌🏻」

凛もにっこり笑って添える。
「そう、安心して。私たちも最初は不安だったけど、今は毎日が幸せだから😊」

二人の言葉に、花香の不安げな表情が、少しずつほぐれていく。
唇をかすかに噛んでいた花香は、小さく深呼吸をして立ち上がった。

「……はい。行ってきます……😊」

決意を込めて、花香はしおんの部屋の前まで歩き、震える手で扉をノックした。