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夜、しおんは宿の食堂で腹を満たした。
運ばれてきたのは、見たこともない魚を香ばしく揚げ、それをパンで挟んだバーガーのような料理🐟そして付け合わせには、さつまいもに似た野菜を細く切ってカリカリに揚げたもの。

かぶりつけば、サクッとした衣の中からふんわりとした白身が溢れ出し、パンの香ばしさと絶妙に混ざり合う。揚げ芋は甘みがあり、噛むたびにホクホクとした食感が心地よい。
「……うまいな😋」
銅貨数枚でこの味なら大満足だ。

部屋に戻り、腹を撫でながら再び神様からもらった本を開いた。
ページをめくると「初心者に適した依頼一覧」という項目が目に入る。
《鉱山関係の依頼は比較的初心者向け。街から近い鉱山であれば魔物の出現も少なく、安全に作業できる》
という記述に、しおんは目を留めた。

「……なるほど。明日は鉱山依頼に挑戦してみるか🤔」
目標を定めると、自然に眠気がやってきた。しおんはベッドに体を沈め、明日の冒険を思い描きながら眠りに落ちた。

翌朝。
宿の食堂で提供された朝食は、これでもかというほど野菜が盛り込まれたスープと、米のような穀物を炊いた主食、そして彩り豊かなサラダだった🍆🍅🌽
栄養満点の食事に舌鼓を打ち、心身を整えたしおんはギルドへ向かう。

掲示板を見上げながら、少し考える。
「鉱山の依頼……初めてだし、まずは二件くらいにしておこう🤔」
さらに、鉱山へ行く道中で薬草も採取できると踏み、薬草採取の依頼を三つ追加で選んだ。

受付嬢に依頼書を渡すと、彼女はにっこりと笑みを浮かべる。
「今日は鉱山に薬草採取まで……大変そうですね。どうかお気をつけて☺️」
「ありがとうございます。無理せず行ってきます」

依頼を正式に受け、しおんは鉱山へと続く街道を歩き出した。

新しい挑戦に胸を躍らせながら――。