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しおんは3人へ振り返り、短く告げた。
「凛、千夏、花香――噴水のところで待っていてくれ。少しだけ商業ギルドに寄ってくる」

「はい、ご主人様😊」
三人は素直に頷き、仲良く並んで歩いて噴水の前に腰を下ろした。

――その間に、しおんは商業ギルドの重厚な扉を押し開け、中へ入る。
すぐに姿を現したのは、商業ギルドの担当官ハヤンだった。

「お待ちしておりました、しおん様！」
どこか誇らしげな表情を浮かべ、彼は報告を始めた。
「例の商品化ですが……予定よりも早く仕上がりました」

しおんはわずかに目を細める。
「……思ったより早いな」

ハヤンは深く頷き、少し照れたように肩を竦めた。
「はい、我々も気合を入れすぎまして……予想を超える速さで進みました。
つきましては、試しに当ギルドの入口で小規模な販売を始めたいのですが……よろしいでしょうか？」

しおんはしばし考え、口角を上げた。
「……いいだろう。ただし、宣伝には俺の奴隷たちを使おう」

「奴隷の方々を……？😯」
ハヤンは目を見開く。

しおんは揺るぎない声で続けた。
「そうだ。きっと彼女たちも承諾してくれるはずだ😊」