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平凡OL、不慮の事故で異世界チート村長へ成り上がり

第13章 フルーツの朝、パンを抱えて採掘へ

翌朝、しおんと凛は宿の食堂に向かった。
テーブルに並んだのは、大きなドラゴンフルーツのような鮮やかな果実、フルグラのように穀物や木の実を混ぜたもの、そして甘く干した芋。

「わぁ……なにこれ……🤩」
凛は目を輝かせて、大きな果実を食い入るように見つめた。

しおんも初めて見る食材に思わず感心する。
「俺も初めてだな。けど……美味そうだ😮」

果実を割ると、瑞々しい果肉が溢れ出す。ひと口かじれば、すっきりとした甘さと爽やかな酸味が広がり、思わず二人して顔を見合わせた。
「……うまいな、これ!」
「……うんっ😳」
そんな調子で、フルグラ風の穀物や干し芋も口に運び、すっかり異世界の朝ごはんに馴染んでいった。

食後、二人はギルドへ向かう。
しおんは鉱山採掘の依頼を五件まとめて選び、凛には負担にならないよう一件だけ選ばせた。

「今日はすごく頑張るんですね。お体にも気をつけてくださいね☺️」
受付嬢が笑顔を添えると、しおんは軽く会釈して答えた。
「ありがとうございます。資金集めをしたくて」

受付を終え、鉱山へ向かう前にパン屋に立ち寄る。棚には木の実がぎっしり練り込まれた香ばしいパンが並び、しおんと凛はそれを数個とミルクを買った🥛

「……これで休憩も安心だな」
「うん、楽しみ😊」

パンの温かさを感じながら、二人は鉱山への道を歩き始めた。

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