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朝、しおんと凛は仕立て屋へ向かった。
店主の女性が笑顔で迎え、机の上に包みを置く。
「スタイとボンネット、仕上がっておりますよ😊」

取り出されたのは水色を基調にしたスタイと、同じ色合いの可愛らしいボンネット。
凛はきょとんと目を丸くしたあと、頬を赤らめて嬉しそうに声を漏らす。
「……これ、私の……？」
かすかに震える声。宝物を前にした子供のような眼差しが、スタイとボンネットに注がれる。

しおんが頷くと、凛は小さく「ありがとうございます🩵」と呟き、すぐに付けた。
首元にスタイをつけ、髪を包むようにボンネットを被ると――赤ちゃんのような無邪気さが強調される。
だが同時に、ロンパースに包まれた身体は大人の女性の曲線を隠さず、胸のふくらみは豊かに主張し、お尻は半分覗いて揺れている。幼さと色気が同居する姿に、しおんは思わず喉を鳴らした。

「……似合ってる。可愛いぞ」
「ほんとですか！？　よかったぁ……🥰」
凛は頬を紅潮させ、リュックを背負い直して胸を張った。自分の服がまた増えたことが、何より嬉しいらしい。

二人が仕立て屋を出て石畳を歩くと、やはり通りの人々の視線は凛に集まる。
「なんだあの格好……」
「いや、可愛すぎる……でも奴隷持ちには声をかけられねぇ😵‍💫」
男たちは悔しげに唸り、女たちは「可愛いわね」「服も素敵」と囁き合う。
凛はそんな視線にまったく気づかず、ルンルンで歩を弾ませていた。

やがてギルドへ到着。掲示板を眺めたしおんは鉱山採掘を五件、凛は一件を選んで受付へ出す。
受付嬢は笑顔で頷き、言葉を添えた。
「昨日お伝えし忘れていたのですが……しおん様、Fランクへの昇格が決まりました！　おめでとうございます👏🏻」
差し出されたのは銀貨三枚のプレゼント。
「ありがとうございます」
しおんは受け取り、胸の奥で小さな誇りを噛みしめた。

その後二人はいつものパン屋に寄り、昼食を買い揃える。硬めの細長いパンと、果実の甘いジャム、そしてミルク。さらに八百屋でみかんのような果物を二つ、リンゴのような果物を二つ追加で買った。