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凛は不思議そうにしおんを見上げる。
「ご主人様……？どうされたんですか？」

しおんは少し迷ったが、正直に話すことにした。
「信じられないと思うが……俺が凛を買い、笑顔に変えたことを神様が見てくれていてな。その功績を認めて、褒美として家を授けてくれたんだ」

「えっ！？　神様と……話せるんですか！？😳」
凛は目を輝かせ、息を呑んだ。

「時々な。ただ、このことは内緒にしてくれ」
「……はい！　ご主人様はやっぱりすごい方です……🥹」
凛は胸の前で両手を握りしめた。

しおんは微笑み、ふと付け加える。
「……それと、まだ言ってなかったことがある。俺、自分の頭の中で思い浮かべた場所に、瞬間移動できるんだ」

「しゅ、瞬間移動！？😲」
「神様から貰った本に書いてあった能力だ。鑑定スキルに続いて……本当に便利すぎる力を与えてくれたもんだ。ただ、一日に使える回数は限られている。乱用はできないがな😉」

凛は口元を押さえ、信じられないというように首を振った。だがすぐに、しおんを見つめる。
「……すごいです。本当に……ご主人様は特別な人なんですね✨」

しおんは彼女の頭をそっと撫でながら、森にある新たな家を思い浮かべる。
その瞬間、視界が揺らぎ、二人の前には――神が与えた新たな拠点が広がっていた。