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翌朝。
しおんと凛は宿の食堂に座り、朝食をとっていた。
テーブルには、木の実がごろごろと練り込まれた硬いパン、人参のような野菜をすりおろして煮込んだ温かなスープ、豆の煮物、そしてミルクが並ぶ。

「わぁ……木の実の香ばしい匂い……！　このパン、噛めば噛むほど甘いです😋」
凛は目を輝かせながらパンをかじり、スープを口に含んで頬をほころばせる。

しおんはその姿に微笑みながら言った。
「まずはある程度、食料を揃えておこう」

幸い、新しい家のキッチンには“不思議な力で食べ物を冷蔵保存できる機械”が備え付けられていた。
この世界には冷蔵庫は存在しないが、それに代わる古代の魔導具のような設備があったのだ。
そのおかげで、冷蔵が必要な物も気にせず買い置きできる。

食後、二人は宿屋の受付へ向かい、もう一度頭を下げた。
「本当にお世話になりました」
「元気でね。体に気をつけるんだよ😊」
おばちゃんの温かい言葉に、凛は「ありがとうございます😆」と笑顔を見せて宿を後にした。

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まず二人が訪れたのは果物屋だ。
大きなスイカのような果物を一玉、リンゴのようなものを四つ、バナナのような房を二つ、それに瓶詰めのフルーツジュースを四本購入。

続いて八百屋では、豆、人参のような野菜を五本、白菜のような葉野菜、きのこ類を籠いっぱいに。

次に魚屋では、白身魚を六匹選んだ。新鮮で身が透き通っており、凛は思わず目を丸くする😳

パン屋では、保存のきく硬い細長いパンを3本と、焼き立ての丸いパンを8個買い込んだ。

最後に調味料の店に立ち寄り、塩や砂糖、油、ハーブ、香辛料を揃える。
「これで料理の幅も広がるな🤔」
しおんが呟くと、凛は両手に抱えた袋を嬉しそうに抱きしめた。

買い物を終えた二人は、人目のつかない路地へと足を運ぶ。
「じゃあ……帰るか」
しおんが家を思い浮かべると、空気が揺らぎ、視界が瞬く間に森の光景へと変わった。